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厚生連滑川病院

〒936-8585 富山県滑川市常盤町119番
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滑川健康管理センター

新着情報

胃内視鏡検査再開のお知らせ

6月1日(月)から胃内視鏡・胃部X線検査を再開します。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため健康管理センターでは胃内視鏡・胃部X線検査を中止しておりました。

この度、5月25日(月)に緊急事態宣言が全面解除されましたことをふまえて長期にわたる胃内視鏡検査の休止は、健診受診者さまに重大な不利益を生む可能性もあることから胃内視鏡検査の再開を検討しました。当院では、日本消化器内視鏡学会の提言に従い、内視鏡室で実施可能な最大限の感染拡大防止策(標準予防措置策に加え飛沫・接触予防策)を行うこととし、6月1日(月)から胃内視鏡検査を再開することになりました。それに伴い胃部X線検査も実施します。

再開に際して、上記のような対策を講じ、事前の問診、体温測定などを行うため健診にかかる時間が長くなることが予想されます。受診者さまには、ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

なお、感染拡大地域においては、症状がない新型コロナウイルス感染が疑われない方であっても6~10%程度の感染者が報告されていますので、検査を希望される受診者さまは熟慮の上ご判断ください。

また、肺機能検査については、当分の間、休止いたしますのでご了承ください。

上記の内容は、社会情勢の変化などにより変更することがございますのでご承知ください。

 

以上、ご不明な点があれば健康管理センターまでお問い合わせください。

 

お問い合わせ先:厚生連滑川健康管理センター

(076-475-2254)

受診される皆さまへのお願い

◯事前にお願いする事項

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当分の間、次の方は、受診をお断りしていますので、体調が回復してから受診してください。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。

・発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐などの症状のある方

・現に 37.5℃以上の発熱がある方

・過去1週間以内に 37.5 度以上の発熱のあった方

・明らかな誘因なく 4~5 日続く下痢等の消化器症状のある方

・2 週間以内に、法務省・厚生労働省が定める諸外国への渡航歴がある方(およびそれらの方と家庭や職場内等で接触歴がある方)

・ 2 週間以内に、新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者(同居者・職場内 での発熱含む)との接触歴がある方

・新型コロナウイルスの患者に濃厚接触の可能性があり、待機期間内(自主待機も含む)の方

※新型コロナウイルスに感染すると悪化しやすい高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患 の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方には、受診延期も考慮していただきます。

 

◯受診に際してお願いする事項

・センター入り口で自覚症状を確認し、体温を測定させていただきます。

・健診中は各自マスクを着用していただきます。

・マスク不足が深刻な折、マスクは受診者さまご自身で用意してください。万一、マスクがない場合はセンターにご相談ください。

・入口等にアルコール消毒液を用意しますので、受診者さまにはセンターへの入室時と退室時のほか、健診中も適宜手指消毒をお願いします。アルコールを使えない方には、ハンドソープ等により手洗いをお願いします。

・健診が終了しましたら、最後に入口等に用意しているアルコール消毒液で手指消毒をお願いします。

・健診中は換気を定期的に行うため、外気温が低い季節では室温が下がるため、カーディガン等羽織るものを事前に手元にご用意ください。

・密集・密接を防ぐことにご協力をお願いします。

・今年度の健診は、感染予防対策を徹底する為、健診終了時間が通常より遅くなることをご了承ください。

 

尚、これらの対応は、今後の状況により変更となる可能性がありますのであらかじめご了承ください。

健診業務再開に際し、以上のように感染予防のための対策を講じたいと思いますのでご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。

 

お問い合わせ先:厚生連滑川健康管理センター

(076-475-2254)

健診業務再開のお知らせ

平素より、当センターをご利用いただき、厚くお礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当センターの健診業務を一時休止しておりました。この度、5月4日(月)に政府の緊急事態宣言が5月31日(日)まで延長されましたが、13の特定警戒都道府県以外では、外出自粛などが一部緩和されることに決まりました。 また、5月5日の富山県の緊急事態措置では、一部の施設の休業協力依頼が解除されることになりました。

以上の諸情勢を鑑み、これまで一時休止していた健診業務を5月11日(月)から再開することにいたしました。しかしながら、胃部内視鏡検査と呼吸機能検査は引き続き休止となります。また、受診者様の増える5月18日(月)以降は感染予防対策を徹底する上で胃部X線検査(バリウム検査)も誠に勝手ながら休止させていただくこととなりました。尚、胃部検査(胃内視鏡検査、胃部X線検査)、呼吸機能検査の再開時期が決定した際にはホームページ等にて早急にご案内させていただきます。

皆さまには大変ご迷惑をおかけしておりましたが、感染予防対策を十分に講じて再開いたしますのでご理解、ご協力のほどよろしく願いいたします。

健診の一時休止について

新型コロナウイルス感染症に係る政府からの全国緊急事態宣言の発令および厚生労働省からの通知を受け、当センターでは4月20日(月)から5月6日(水)まで受診者様の安全確保のため健診を休止することにいたしました。
既にご予約をいただいている受診者様には急なお知らせとなり、また多大なるご迷惑をお掛けすることとなりますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
※尚、休止の対応については、今後の政府発表や感染流行状況により延期する場合がございますのでご理解、ご協力の程よろしくお願い致します。

 

滑川健康管理センター

所長 山本 正和

新型コロナウイルス感染に関するお知らせ(追記1)

新型コロナウイルス感染に関するお知らせ(追記1)
(安心して健診を受けて頂くために)

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため以下のようにさせていただきます。

■センター入り口で自覚症状を確認し、体温を測定させていただきます。

■肺機能検査・胃内視鏡検査を4月13日(月)から5月8日(金)までの間、中止させていただきます。

(※胃内視鏡検査から胃部ⅹ線(バリウム)検査への変更を希望される方は、事前にお問い合わせ下さい。)

 

※尚、これらの対応については、今後の流行状況により変更する場合がございますのでご理解、ご協力の程よろしくお願い致します。

 

お問い合わせ先:厚生連滑川健康管理センター

(076-475-2254)

新型コロナウイルス感染に関するお知らせ

皆様には当センターをご利用いただき誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染が拡大しており、受診者への感染を防止するため以下のようにお願いいたします。

 

■受付で申告していただきたい方

(ご相談により原則として受診日の変更をお願いする方)
・のどの痛み、咳など風邪の症状や嗅覚(におい)、味覚(あじ)の低下がある
・受診される1週間以内に37.5℃以上の発熱があった
・2週間以内に、新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者(同居者・職場内での発熱を含む)との接触歴がある
・2週間以内に、法務省・厚労省が定める諸外国へ渡航歴がある(およびそれらの方と家族や職場内等で接触歴がある)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html

 

■健診を見合わせていただきたい方(受診日の変更をお願いする方)

・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※高齢者や基礎疾患などのある方、妊婦の方は、上の状態が2日程度続く場合
(上記の方は、お近くの厚生センター「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください)(http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/kj00021473.html

 

今後の状況により変更となる可能性がありますのであらかじめご了承ください。

以上のように感染予防のための対策を講じたいと思いますのでご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。

 

滑川健康管理センター

2020年4月よりオプション検査に「BNP検査」が追加されました。

あなたの心臓は大丈夫ですか?
(BNP検査で心不全がひそんでいないか確かめよう)

 

厚生連滑川病院・健康管理センター所長
山本 正和

 

●心不全とはどんな病気?
2017年に学会が新しいガイドラインを作り、一般人向けに心不全の定義をあらたに決めました。それによると「心不全とは,心臓が悪いために,息切れやむくみが起こり,だんだん悪くなり,生命を縮める病気です」とされています。

 

●心不全は、身近で怖い病気
心不全の疫学・原因・予後をみると、心疾患は、死因別死亡総数の順位で悪性新生物(癌)に次ぎ2番目に多く、心疾患による死亡の中でも心不全はもっとも死亡数が多い病気です。心不全の原因はたくさんあり、その根本原因が心臓以外に存在する場合もあるので注意が必要です。そして入院している心不全患者の死亡率は約8%、心不全の悪化による再入院率は1年後で35%と心不全は再入院しやすい病気であることが分かっています。
以上のように心不全は、患者数が多く、心臓以外の病気でも発症し、予後がよくない病気です。

 

主な死因別死亡数の割合(平成30年)

 

●心不全はどのように診断されるのでしょうか?
心不全を診断するために自覚症状,既往歴,家族歴,身体所見,心電図,胸部X線をまず調べます。それによって心不全が疑われる場合,次に行うべき検査は血中BNPの測定です。さらに心エコー図法などを行って診断していきます。BNPは、心臓から出るホルモンで,スクリーニングだけでなく診断,予後予測まで幅広く用いられている検査です。

 

●BNPを測定し、心不全の早期発見を!
国は2018年に脳卒中・循環器病を減らすため「脳卒中・循環器病対策基本法案」を成立させました。日本循環器学会でもシン・シン(心臓・身体)健康増進プロジェクトを推進し、心臓病の予防に取り組んでいます。心臓病の中でも心不全は、日本社会が高齢化するのに伴い患者が増えることは間違いなく、特に注意が必要な病気です。そのため心不全の予防・対策が課題となっています。

 

このような社会情勢の変化に対応するため滑川健康管理センターでは、今年度から健診のオプション検査としてBNP検査を追加し、心不全の早期発見に努めていきたいと思っています。
皆さんも今一度、ご自身の心臓を思い、心不全がひそんでいないか確かめるためにBNP検査を受けられませんか?
BNP検査を希望される方や何か分からないことがある方は、気軽に健診のスタッフにお申し出ください。

 

(参照)
厚生労働省ホームページ(平成30年人口動態統計月報年表の概要)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/index.html
日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン(急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年))

~胃がんの原因、ピロリ菌を知ろう~ 第1回「胃がんの99%はピロリ菌感染が原因」

1994年世界保健機構WHOは疫学的調査の結果からピロリ菌を胃がんの確実な発癌因子に認定し、1998年にはピロリ菌感染動物モデルを用いた実験で胃がんの発生が報告されました。その後、ピロリ菌感染者と未感染者に対して定期的に内視鏡検査を行い追跡したところ、感染者からは胃がん発症を認めたのに対しピロリ菌未感染者からの胃がん発生はなかったこと、内視鏡的に早期胃癌を治療し治癒した患者を除菌した群と除菌しなかった群に分け経過観察すると、除菌した群からの2次胃がんの発症率は除菌しなかった群に比べ、約1/3であったこと、胃がん症例についてピロリ菌感染診断を行ったところピロリ菌未感染胃がんは0.66%であったことなど様々な研究から、現在では“胃がんの99%はピロリ菌感染に由来する”とされています。

 

日本における胃がんの死亡数は、内視鏡検査の増加による胃がんの早期発見が増えたことや早期治療の進歩により徐々に減少してはいますが、2017年のデータで年間約45,000人余りの方が亡くなっています(図1)。

 図1 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

 

一方胃がんにかかる人の数(罹患数)は高齢化の影響もあり増加傾向にあり、2014年のデータでは年間12,600人となっています(図2)。

図2 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

 

2016年の全国がん登録の分析結果によると、都道府県別の人口10万人当たりの胃がんにかかる人数(罹患率)では、富山県は男女とも全国平均を上回り、男女合計では新潟、秋田、山形に続きワースト4位でした。また都道府県別の人口10万人当たりの胃がん死亡率は、東北の日本海側や北陸で高く、ピロリ菌感染に加え塩分の過剰摂取、喫煙などが多いことが原因として考えられています(図3)。

図3 国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計 ‘16」

 

ピロリ菌の年代別感染率をみると、1974年には40歳以上で約8割の方が感染していましたが、2014年では各年代とも徐々に減少してきています(図4)。

図4 厚生労働省「ヘリコバクターピロリ菌除菌の保険適用による胃がん減少効果について」

 

胃がん検診を受けましょう

2000年に胃・十二指腸潰瘍で保険適用になってから毎年50~60万人の方が除菌していましたが、2013年に慢性胃炎で保険適用になったことで2013年からの3年間で約500万人が除菌したといわれており、合計でざっと1,500万人くらいが除菌した計算になります。現在ピロリ菌感染者は3,500万人と推定されていますのでまだ未除菌の方がたくさんいる可能性があります(図5)。

図5 厚生労働省「ヘリコバクターピロリ菌除菌の保険適用による胃がん減少効果について」(2013年に慢性胃炎でも除菌が保険適用となった)

 

全国の40歳から69歳までの胃がん検診の受診率をみますと男女とも年々増加していますが5割に達していません。都道府県別胃がん検診受診率では富山県もやはり5割に達していません(図6)。

図6 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

 

当院では胃内視鏡検査を年間約5000件行っており、毎年20件程度の胃がんが発見されています(当院で発見される胃がんのほとんどは胃内視鏡検査で見つかっています)。また2013年よりピロリ菌感染が確認された方には除菌治療を積極的にお勧めしています。ぜひ内視鏡検査による胃がん検診を受けましょう(図7)。

図7 滑川健康管理センターでの内視鏡検査実施人数及び、胃癌発見数

 

この内容は2019年9月28なめりかわ市民健康フォーラムで講演した内容を一部改変して掲載しています。

 

滑川健康管理センター
健康管理部長
八木 治雄

 

 

 

健診のお申し込み、詳細については下記までお問い合わせ下さい。
厚生連滑川健康管理センター(お問い合わせ時間 13:00〜17:00)
TEL.076-475-2254   FAX.076-475-2395