令和5年新春のご挨拶
令和5年も新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、新年が明けました。
昨年を振り返るとロシアのウクライナ侵攻が起き、日本も大きな影響を受けました。当センターでは、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、健診控えが続いています。そのため病気の発見が遅れることを危惧しています。昨年、新しい試みとしてFIB-4 indexを採用しました。この指標は、検査を追加することなく算出するものであり、2020年の日本肝臓学会のガイドラインに記載されたものです。このような新しい試みを今後も行っていきたいと思います。また異常ヘモグロビンの症例を2例経験しました。糖尿病の診断・治療に欠かせないHbA1cの結果に影響することからその実態を検討していきたいと考えています。
新型コロナウイルスの「第8波」では、インフルエンザとの同時流行が懸念されています。今年もこれらの感染症に対処しつつ健診を円滑に進めていきたいと思っていますので、皆様にはご協力のほどよろしくお願いいたします。
滑川健康管理センター 所長
山本正和