新緑の候、新たな生活にも慣れてきた頃かと存じますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。一方、去る四月の熊本大震災に見舞われた皆様には心からお見舞い申し上げます。復旧に関しては当院からもDPAT、JMATの派遣を予定しており、地域における早急の回復を祈念しております。
さて平成28年度は4月より新たな診療報酬改定があり、以前にもまして地域包括ケアシステムに向けての改革が行われています。当院は引き続き地域医療の基幹病院として滑川市民を中心に、予防医学から急性期・回復期治療における総合病院としての役割を果たすとともに、在宅医療においても地域医師会とともに取り組んでいく所存でございます。急性期病棟と地域包括ケア病棟を活用し、地域連携室を通してこれまで以上に地域の先生方をはじめとして、医療機関、介護施設の皆様方と関係を密にして頑張っていく所存であります。どうぞよろしくご支援のほどお願いいたします。
当院は、各診療科のこれまで以上の充実を主眼に医師の派遣を各界にお願いしてまいりました。この4月からは、新たな先生方による診療が始まりました。この場を借りて簡単に紹介させていただきます。泌尿器科に浅利先生に代わって明石拓也先生、外科・胃腸科に増員として新たに根塚秀昭先生、整形外科に茂住先生に代わって手の外科専門の瀬川武司先生、皮膚科に石田先生に代わって十河香奈先生、眼科に永田先生に代わって尾崎真由美先生、内科に大和先生に代わって石田晃介先生が赴任されました。小児科は引き続き毎日交代による診療体制、耳鼻科は週2日の診療体制であります。皆様には引き続きご不便をおかけすることになりますが諸事情をご理解していただきよろしくお願いいたします。
平成28年5月
富山県厚生農業協同組合連合会滑川病院長 南里 泰弘