『健康管理センター』乳がん触診モデルの導入のお知らせ
乳がん触診モデルを導入しました
厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」において「乳がん検診の項目はマンモグラフィを原則とし、視触診は死亡率減少効果が十分でなく推奨しない」とされました。また触診ができる医師の確保が困難なことから精度管理上の問題点も指摘されています。これに伴い全国的には乳がん検診における視触診を中止する自治体が増加しています。当センターにおきましても平成30年度4月より視触診を中止いたしました。
しかし患者自身の自己検診を含め視触診が乳がん発見の契機になることは少なくありません。実際、乳がんの60%以上は自己触診によって発見されているという報告もあります。当センターでもこれまで定期的に自己触診することをおすすめしていますが「素人が触ってもどのようなものが乳がんなのかわからない。」「乳がんを疑うしこりを触ったことがないので、どの程度で病院へ行ったらいいのかわからない。」などのご意見があり、自己触診を実践している方はあまり多くない印象があります。
今回触診を中止するにあたり、自己触診の重要性がさらに高まると考えられます。そこで当センターでは、少しでもその助けになればと平成30年度5月より「乳がん触診モデル」を導入いたしました。是非、当センターにて乳がん触診モデルを触っていただき、実際に「しこり」を体験して自己触診のコツをつかんでください。